さあ、どっち?
身近な類似品を比べてみました
デジカメ VS ベルビア (デジタルミラーレス一眼 VS フイルム式一眼) 2022/09/13
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そもそも比較する為に撮っていないので、画角に違いがありますが、全て下の画像がフイルムで
す。
デジカメ一眼でもコンデジでも、誰でも「パシャッ!」と何も考えないで、Pモードで撮ると思います
が、リバーサル・フイルムではそうはいきません。ASA(ISO感度)は50ですし、手ブレが起きるギリ
ギリのシャッタースピードが強いられます。絶対にMモード(マニュアル)が必需となり、画面内の数
か所で露出をスポットで計って決めます。オイラは長年の経験で、濃い青空は±0、濃い植物の緑
も±0、桜の花は+1.5、真っ白な雲は+2.5になるような指針でシャッターを押します。ですから、たっ
た1コマの撮影で露出を決定するのに数分かかっちゃいます。このスポット測光の機能は、デジタ
ル一眼にもありますが、使う輩はまず居ないでしょうねえ。
結果は歴然ですね。ベルビアの発色は相変わらず芸術的な絵画の様です。人物撮影には用い
ないのも納得です。デジカメは薄い絵の具で塗ったのなら、ベルビアのフイルムは塗料をケチらな
い厚塗りの油絵です。空の青も、葉っぱの緑も、桜の薄ピンクも、みんな色が濃くて芸術的です。
プロ用のフイルムです。風景カメラマンがベルビアで撮る山岳写真は素晴らしかったです。そうし
た写真集を何冊か読み耽って勉強しました。そして、適正露出さえ得られれば素人でもそれなりに
芸術的に写せるのです。
解像度については、スキャナーでデジタル化されているので比較は困難ですが、元来リバーサ
ル・フイルムは印画紙に直接焼付けるか、OHPで投射して見るもので、PC画面では美しさ台無し
です。
尚、ポジ・フイルム(リバーサル・フイルム)には、ベルビア以外にもプロビアとかアスティアなどの
商品がありますが、オイラは絶対にベルビアの発色の虜です。「コダクローム64」の発色も良かっ
たなあ、ASA(ISO)も64と、ベルビア50よりも若干高かったしね。余談ですが、富士フイルムさんは
ASA(ASO感度)100のベルビアを登場させた事もありました。しかし、発色は全くの価値無しモノ。
低感度ゆえの芸術性で、絞る場合は三脚は絶対要件。若かりし日は重い三脚担いで海外も山も
歩きました。2013年まで、我が写真年賀はベルビアかコダクロームで撮っていました。
オイラはもっぱらデジカメは、最近では魚眼レンズを用いて芸術性をアップさせていますが、標準
画角じゃ全くアウトだと思っています。まあ普通、素人は写真に芸術性なんか追い求めないと思い
ますが、オイラの場合は年に1回だけ、写真年賀で芸術的な写真を皆さんにお見せする機会があ
りますからね。「メインテーマ」に「ベルビアの世界」でもコラム書こうかな。
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